Feathercraft K1 Expedition (フェザークラフト K1エクスペディション) 1人乗りフォールディングカヤック 
1998年・カナダ製  所有期間:
2004.5〜現在に至る
■購入の経緯

2002年9月にノーティレイ グリーンランダー500MKIIIを購入、1年半使用しましたが、今ひとつ満足ができませんでした。
そんなある日、クロンダイク購入のきっかけとなったSEA KAYAKER'S NETWORKのBBSにK1 Exp.の中古艇が登場。しかも私のずっと探していた、98年のモデルチェンジ以降の、フレームが変わり、バウがせり上がったモデル。かなり値打ちでしたが、BBSに掲載されてから長い間買い手がついていない事から迷いました。使い方がかぶるグリーンランダー500MKIIIを所有していた事も迷いの一因だったでしょう。しかし、前オーナー(出品者)を知るカヤック仲間から、「彼の艇なら大丈夫」とアドヴァイス受け、思い切って譲っていただくことになりました。

K1 Exp.が欲しかった理由は、やはりキャンプツーリングの為です。カサラノSでも積載量に不満はありませんが、乗りこなしす事ができない為、キャンプツーリングでは不安が倍増。安心できるフォールディング・カヤックとして、K1 Exp.は理想でした。
■インプレッション(1)〜概要

遠征に使うフォールディング・カヤックとして名前を挙げるなら、真っ先にこのK1 Exp.の名前が出てくる事でしょう。実際所有してみて、実に良くできたカヤックだと思います。カサラノに比べてフレーム構成はシンプル。しかし部材寸法が大きくなっているので、かなり丈夫になっております。デッキの上に腰掛けられるくらいです。

横幅が63cmもあること、全体のボリュームも大きいことなどから、かなり安定感があります。しかし、シートが高めにセッティングされていますので、意外に傾け易くなっています。外傾リーンも可能ですが、カサラノやリジット艇に比べると、倒す方が大変。小回りは内傾の方が回しやすいです。
上記のように書くと操りにくいカヤックのように思えますが、実はそんな事もありません。上級者が乗ると、外傾リーンは勿論、波乗りも自由にこなしてみえました。

安定性が高い艇ですので、グリーンランダー500MKIIIのように足が遅いかと言うと、そうでもありません。やはり遠征に適したカヤックと言う事でしょう。
■インプレッション(2)〜組立

説明書はイラスト付、勿論正規輸入品は日本語でついています。また、新艇であればビデオもついております。
モデルチェンジ後のK1 Exp.はパーツの数少なく(バウとスターンセクションはバンジーコードでつながっている為)、カサラノの組立てに慣れた身ですと、とても簡単に思えます。
しかし、慣れている事が原因の落とし穴も存在していまして・・・テンション掛けですが、2段階目の順番がカサラノと異なります(ちなみに、クロンダイクとも異なります)これを正規の順番通りで行うか否かによって、一番大変な作業、テンション掛けの効率が変わります(フェザー艇を複数所有する皆さん、一度確認してみてください)
最初の組み立て時には上記テンション掛けの問題と、船体布が縮んでしまっていた事が影響し、1時間半程度かかってしまいました(しかも手伝ってもらって)2回目からはさすがにそんなにかかる事は無く、30分程度がレギュラータイムになっています。

上記の通り、よく乾かさないで収納した場合など、船体布が乾燥時に縮み、次回の組み立てが大変になる時があります。そんな時は組立前に船体布を濡らします(特にコーミング周りは少し濡らすと随分楽になります)低温時はお湯をかけるのも有効です。
■インプレッション(3)〜欠点?

インプレッション(1)に書いた特性はあるものの、これは欠点とは言えず、むしろK1Exp.の使用目的を考えれば、長所とも言えるでしょう。
カヤックの操作性を楽しむデイツーリングの場合のみ、不満が出るかもしれません。。

コクピットが大きく、リジット艇に慣れてきた現在ですと、かなり緩く感じます。特に膝回りはゆとりがありすぎて、未熟な私ではロールはできないだろうと思っています。オプションでサイブレイス・キットがありますので、入手してみたいと思っています。

カサラノのインプレッションではシートスリングによって安定性の調整が可能と書きましたが、K1 Exp.の場合、組立て時にシートスリングを着け忘れてしまうとシートがかなり低くなり、操作性を大きく犠牲にします。かと言って気づいた時にやり直すのは勇気がいりますが・・・

艤装、デッキコード類にはかなり不満があります。まぁ、自分で工夫すれば良いだけなんですが、もう少し工夫が欲しいものです。
■スペック

生産国:カナダ(代理店:A&F
全長:5000o / 全幅:630o / 重量:23.25s
最大積載容量:175kg
フレーム素材:6061-T6アルミ
船体布素材 デッキ:ポリテック / ハル:ヘビーハイパロン
シーソック標準装備

■収納

フェザークラフトの収納バックはとても優秀、3wayになっています。(現在ではアルフェックも3wayバックを採用しています)
右の写真、左側がK1です(右側はK-Light)かなり余裕がありますので、公共交通機関を利用してのキャンプなどは、PFD、着替え等を一緒に詰め込むことができます。また、4分割予備パドルを常に収納しています。

パックカートも持っていますが、私は階段等でいちいち担ぎ直す事、段差を考えながら転がす事などが苦手で、もっぱら背負っておりました。

■所有しているモデルと現行モデルとの違い(2006年現在)

外見上最も異なるのは、デッキのセンターに黒い補強材があること。見た印象がかなり違います。また、デッキとにハルの接合が溶着になっております(所有モデルは縫製)

2006年に大きく変わったのは、ビルトイン・コーミング・システムの採用です。これで運搬時のコーミング破損の危険は無くなるでしょう(詳しくはHP参照)尚、2005年、FRPコーミングのシーソックはリムグリップになっておりました。
その他、細かなところは日々改良されているようです。